去年秋の白馬三山縦走のレポート、まだまだ続きます!
ちなみに、今年の白馬連峰開山祭は、5月26日(土)に開催されます。
参加予約が必要みたいですが、こちらから予約できます。
もちろん私も参加予定です〜!
今回のレポートは秋(シーズン終わり間際)なので、春のシーズンはじめの状況とはちょっと違うかもしれませんが、だれかの参考になればいいかなと思います!
(今回のコースは、雪渓がほぼない時期だったので、王道の雪渓登りをせず、雪渓下りのルートです・・・逆にレアかも。)
コースタイム
2017年9月25日
猿倉(10:25)→鑓温泉小屋(15:00)
2017年9月26日
鑓温泉小屋(7:30)→鑓ケ岳(11:00)→杓子岳(???)→白馬山荘(14:15)→白馬岳
2017年9月27日
白馬山荘→頂上宿舎→葱平→白馬尻小屋→猿倉
猿倉〜白馬鑓温泉までのレポート、白馬鑓温泉小屋のレポートも合わせてごらんください。
出発

さて2日目の朝は、鑓温泉小屋で朝風呂を浴びたあと、7時30分ごろ出発しました。
朝は肌寒かったので、フリースを羽織っての出発です。
と、突然の岩場。小屋を出てから30分ほどです。
このルートはあんまりメジャーじゃないと聞きましたが、実はその理由、この白馬鑓ヶ岳から鑓温泉小屋のコースが割と岩場というのも一つあるみたいなんです。
ここ下るのも、三山を縦走してきた後なので疲労で事故が起きやすいみたいです。
確かにここ、大小の石が転がっていて転びそうで、下りたくないです。
でも登るのだって結構大変で、しかも鎖場やハシゴもあるという・・・
確かに、小屋から歩き出してウォーミングアップする間も無く、この岩場。
まだそれほどハードではないですが、すでに汗だくになりそうでした。

はい、ハシゴでました!
でも、そんな岩場がキツイといううわさを聞いてかなり身構えていたからか、一つひとつポイントを越えていくと「ああ、こんなものか」と思えるほどの余裕がありました。
朝イチの身体にはキツイけど、岩場自体はそれほど難しくないです(ハシゴも確かこの一本で、鎖もこわいところはなかった気がします)。

ちょっとこわかったのは、こんな鎖場かな・・・
かなり高度感があります。
でも天気がいいので、遠くの山まで見えて気持ちがよかったです。

このゴツゴツ岩場を1時間くらい、頑張って歩いていくと視界が開けてきます。
雲ひとつない青空に、緑や紅葉の木々が映えますね!ガスが出ないうちに稜線に出たい!と頑張って進みました。

ふと足元に目をやると、チングルマ。
よく見る白くて可愛い小さいお花じゃなくて、ふわふわの綿毛。実はこれ、「実」なんだそうです。
この実が、風車に見えたことから「チングルマ」と名付けられたとか。これもまた、かわいいー!

後ろを振り返ると、絶景です。
遠くまで見えるのは、なんの山々でしょうか・・・

ここでおやつ休憩。
このあんぱんは、エネルギー源になるのと、持ち運びがしやすいので、私のお気に入りです。
ザックの中でつぶれても、美味しく食べられるのでいいですよ(もはやつぶしていくと、スペース削減になるし)。

上を見上げると、こんな感じで緩やかなスロープになっています。
このまま、コルのあたりまで行けるのかな・・・と思っていました。

が、いざ登って見ると、全然着かない!
思っていたより、ものすごーーーーく長かったです。見えているのに着かない辛さ。
ちなみにこの日ここまで、同じ小屋に泊まっていたご夫婦以外に登りの登山者は会ってません。
下りは、この辺りでいくつかのグループとすれ違いました。
ついに稜線へ

頑張って登って、分岐まで来ました。
いよいよ稜線の全貌が見えそうです。

着きました!鑓ヶ岳(11:30ごろ)。
この稜線。美しすぎませんか。
そしてこちらが、鑓ヶ岳から撮影した杓子岳、白馬岳の稜線です。(フィルムカメラで撮影しています。)
綺麗すぎます。緑と程よく紅葉した茶色のまだらもいい感じです。
稜線上はご覧の通り、ゴツゴツした岩が続きます。

杓子岳への分岐です。
実は私たち、今回は杓子岳のピークは踏まず(お腹すきすぎて)・・・
次回来た時の楽しみにしておきます!

いよいよあの、巨大な白馬山荘の姿がはっきりと見えて来ました。
でもちょっと遠そうに見える。見えてからが遠いというのは、よくありますよね・・・
鑓ヶ岳の山頂からここまで、途中たくさん写真を撮ったり、天気が良すぎてゆるゆる歩いていて、この時もう14:00になる頃でした。
もう、とにかく気持ちがよかったんです、この稜線。
白馬山荘到着

やっとやっと、着きました!白馬山荘!
うれしい!

白馬山荘は、なんと800人泊まれる日本最大規模の山小屋で、小屋と言うのがちょっと恐れ多いほど、綺麗でお部屋もしっかりしています。
時期的にそれほど人が多くなかったからか、この日はご夫婦と2組で一部屋使用することができました。ラッキー!
ここでのごはんと、肝心の白馬岳は、次のレポートでお伝えしますね!
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