今回は白馬さのさかスキー場の近くで行われている「福寿草祭り」に行ってきました。
この祭りは白馬さのさか観光協会が主催していて、協会前の会場でイノシシ汁の振る舞いや特産品の販売が行われます。
福寿草はその近くの姫川源流の一帯で見ることができます。
白馬の春の訪れを知らせてくれる福寿草。その様子をご紹介します。
(ちなみに、イノシシ汁や特産品の写真は撮り忘れましたのでご了承ください!)

アクセス
イノシシ汁の振る舞いは、白馬さのさか観光協会の前で、福寿草は姫川源流で見ることができます。
両方を行き来するには、国道148号線を渡ります。
駐車場は観光協会の隣にあります。
姫川源流
ここが日本海まで注ぐ一級河川、姫川の源流です。水質ランキングで何度も1位になったことがある姫川ですが、流域には貧弱な蛇紋岩が広く分布しているせいで、大雨が降るとたびたび土砂災害を引き起こします。そんな「暴れ川」として名高い姫川ですが、源流域はとても穏やか。天気のいい日の散策にピッタリのロケーションです。
このように木道が整備されているのでとても歩きやすいです。ただ木道が無いところもあるので、雨が降った次の日は靴が泥だらけになるので要注意です。
それにしても穏やかで、水もきれいで「暴れ川」と言われているのが嘘のようです。
水辺には水芭蕉がたくさん咲いていました。
木々の間から田畑や白馬の中心地方面を見ることができます。
草木が青々としていて春の訪れを感じさせます。
福寿草
こちらの黄色いお花が今回の主役である福寿草です。ほぼ満開で元気に咲いています。祭りの日に見頃を迎えられてよかったです。
豪雪が続いた冬が遠い昔のように感じられます。
水芭蕉
水芭蕉も見頃を迎えています。昨年は水芭蕉を見に尾瀬ヶ原を散策したのを思い出しました。広大な湿原に咲き誇る白いお花が本当にきれいで、そんな水芭蕉を駐車場から五分ぐらいのところで見ることができるので幸せです。
木漏れ日もきれいです。たっぷりマイナスイオンを吸い込んできました。
ちなみにまわりは杉の木だらけなので、花粉症の時期には要注意です!
学術的にも珍しい地質
姫川源流の近くにある親海湿原は、標高745メートルという低海抜にも関わらず、低温・弱酸性・貧養という厳しい環境下に置かれているため、本来であれば1,500メートル以上の高山帯に生息するはずの湿原植物が豊富にみることができ、学術的にも非常に価値があると言われています。
親海湿原には時間の関係で行くことはできなかったのですが、こちらも木道が整備されているので姫川源流と合わせて散策するのがおすすめです。(観光協会のスタッフからの情報)
さいごに
イノシシ汁や特産品を販売しているところの写真がないので、福寿草祭り感は全くありませんでしたが、姫川源流&親海湿原の散策は本当におすすめです。
国道からすぐのところで水芭蕉や福寿草やその他の湿原植物を見ることができるのは貴重です。
自然が豊かな白馬を手軽に感じることができます。白馬に来た際は、ぜひ立ち寄ってみてください。